小児患者へのゾフルーザ投与について
【学会指針】日本小児科学会の「2025/26シーズンのインフルエンザ治療・予防指針」1)でゾフルーザの年齢・状態区分ごとの推奨が明記されています
【許容サイズ】未就学児(3~5歳)から、直径5~6mmの錠剤の服用が許容されると報告されています2)
本研究は単剤服用についてのアンケート結果であって、複数錠服薬される患者さんに該当するか不明です
3~5歳の小児患者における錠剤の受容性について、保護者の44.9%(22/49例)、小児科病棟の看護スタッフの71.4%(45/63例)が「服用許容」と回答(飲み込むことが許容される錠剤径を回答)し※、許容される錠剤径(中央値)はそれぞれ6mm、5mmでした。また、許容される錠剤径(中央値)は、保護者・看護スタッフの回答ともに、3~5歳以上では年齢層が上がるにつれて大きくなりました。
※:「お子さん(各年齢層の小児患者)が円形錠剤を服用する場合、どのサイズまで許容されますか?」という質問に対し、「4mm」~「10mm」(1mm単位)、「服用不可(飲み込めない)」、「経験なし(服用したことがない)」で回答を求めた。%は「服用許容(飲み込むことが許容される錠剤径を回答)」/(「服用許容」+「服用不可」)より算出した。
【対象】国内のチェーン薬局(3店舗)で募集した小児患者の保護者324例と、三次医療施設(1施設)で募集した小児科病棟の看護スタッフ112例。
【方法】2017年11月1日~11月30日(保護者)と2017年10月1日~12月1日(看護スタッフ)に対面調査を行い、小児患者における経口製剤の受容性を評価した。
【Limitation】
・小児患者の直接的な意見は収集されていない
・急性/慢性の薬物療法歴など患者背景に関する情報が考慮されていない
・国内の小規模エリア(薬局3店舗・病院1施設)でのサンプリングのため、選択バイアスが生じる可能性がある
【投与方法】ゾフルーザ錠、ゾフルーザ顆粒2%は、年齢と体重に応じて下記用量を1回投与してください(小児へのインフルエンザ治療の場合)
7. 用法・用量に関連する注意(一部抜粋)
〈効能共通〉
7.1 10mg錠と20mg錠の生物学的同等性は示されていないため、20mg以上の用量を投与する際には、10mg錠を使用しないこと。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意(一部抜粋)
9.7 小児等
〈錠剤〉
9.7.3 小児に対しては、本剤を適切に経口投与できると判断された場合にのみ投与すること。
References
1) 公益社団法人日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会.「2025/26 シーズンのインフルエンザ治療・予防指針」.発行:2025年10月7日.
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20251022_2025-2026_infuru_shishin.pdf(閲覧日:2025年10月23日)
2) Saito J, et al. Ther Innov Regul Sci. 2019; 53: 455-471.
その他のゾフルーザ関連情報
-
会員限定
成人患者へのゾフルーザ投与について
成人患者さんの錠剤/カプセル剤のサイズと飲み込みやすさについて検討したデータをご紹介いたします。
またゾフルーザの投与方法についてもご紹介いたします。
-
会員限定
ゾフルーザ患者指導箋(成人・小児統合版)
ゾフルーザで治療される患者さんへお渡しする指導箋をご紹介いたします。
-
会員限定
患者さんの保護者の方に知っていただきたいこと
ゾフルーザで治療される患者さんの保護者の方に知っていただきたいことについてご紹介いたします。
-
会員限定
医療従事者の皆様へ(インフルエンザの患者さんへの注意喚起)
ゾフルーザをご処方いただく医療従事者の皆様へ服用後の注意喚起についてご紹介いたします。
-
会員限定
患者用:出血に関する注意事項
ゾフルーザを処方された患者さんへ、出血に関する注意事項についてご紹介いたします。