よくあるお問い合わせ
「よくあるお問い合わせ」は、皆様からよくご質問いただく事項に関してとりまとめたものです。なお、「よくあるお問い合わせ」の内容は、医薬品の適正使用にあたっての参考情報であり、すべての患者さんにあてはまるものではありません。
製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認ください。その他製品に関してご不明な点がございましたら、医療用医薬品に関する お問い合わせまたは弊社医薬情報センター(0120−956734)まで直接お問い合わせください。
なお、「よくある問い合わせ」のご利用にあたっては、上記の注意事項に加えて、本ウェブサイトのご利用規約をご確認ください。
安全性
フロモックス錠の相互作用は?
製剤・調剤
フロモックス錠を粉砕して投与できますか?
粉砕投与は承認外用法となり、推奨していません。
なお、錠剤の服用が困難な場合は、フロモックス小児用細粒があります。
フロモックス小児用細粒の用法・用量は、以下のとおりです1)。
【フロモックス小児用細粒】
6. 用法・用量
〇小児
通常、小児にはセフカペン ピボキシル塩酸塩水和物として1回3mg(力価)/kgを1日3回食後経口投与する。 なお、年齢、体重及び症状に応じて適宜増減する。
〇成人(嚥下困難等により錠剤の使用が困難な場合)
通常、成人にはセフカペン ピボキシル塩酸塩水和物として1回100mg(力価)を1日3回食後経口投与する。 なお、年齢及び症状に応じて適宜増減するが、難治性又は効果不十分と思われる症例には1回150mg(力価)を1日3回食後経口投与する。
1) フロモックス小児用細粒 電子添文
フロモックス錠の錠剤粉砕時の安定性を教えてください。
恐れ入りますが、医薬情報センターにお問い合わせください。
なお、粉砕(分割)投与は承認外用法となり、推奨していません。
塩野義製薬株式会社 医薬情報センター
電話 0120-956-734、FAX 06-6202-1541
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特定の背景を有する患者
フロモックス錠の腎機能障害患者(透析患者)さんへの投与について教えてください。
電子添文(2022年4月改訂)には腎機能障害患者(透析患者)に対する用法・用量の記載はありませんが、以下の注意を行っています1) 。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.2 腎機能障害患者
9.2.1 腎不全又は高度の腎障害(クレアチニンクリアランス40mL/min以下)のある患者
投与量を減らすか、投与間隔をあけて使用すること。血中濃度が持続する。
なお、治験時に腎機能障害患者9例に1回150mg投与時の薬物動態を検討しており、腎機能障害の程度が高いほど、血中濃度は高く、血中半減期は長くなりました2) 。
また、腎機能に関わる重大な副作用について、 電子添文では以下の記載があります1) 。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.1.2 急性腎障害(頻度不明)
急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがある。
1)電子添文
2)青木信樹:JPN J ANTIBIOT、1993、46(12)、1063