よくあるお問い合わせ
「よくあるお問い合わせ」は、皆様からよくご質問いただく事項に関してとりまとめたものです。なお、「よくあるお問い合わせ」の内容は、医薬品の適正使用にあたっての参考情報であり、すべての患者さんにあてはまるものではありません。
製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認ください。その他製品に関してご不明な点がございましたら、医療用医薬品に関する お問い合わせまたは弊社医薬情報センター(0120−956734)まで直接お問い合わせください。
なお、「よくある問い合わせ」のご利用にあたっては、上記の注意事項に加えて、本ウェブサイトのご利用規約をご確認ください。
治療
バクタ配合錠/バクタミニ配合錠/バクタ配合顆粒の小児への投与について教えてください。
バクタ配合錠、バクタミニ配合錠、バクタ配合顆粒の小児への投与は、ニューモシスチス肺炎(PCP)の治療及び発症抑制に対してのみ承認されています。 一般感染症への投与は適応外ですので、推奨していません。
なお、電子添文(2023年7月改訂)には、PCPの治療及び発症抑制に関して以下の記載があります1) 。
6. 用法・用量
〈ニューモシスチス肺炎の治療及び発症抑制〉
(1) 治療に用いる場合
通常、以下の1日量を3~4回に分割し、経口投与する。
ただし、年齢、症状に応じて適宜増減する。
(2)発症抑制に用いる場合
通常、以下の1日量を連日又は週3日経口投与する。
また、以下の注意を行っています。
7. 用法・用量に関連する注意
〈ニューモシスチス肺炎〉
7.2 小児の用法・用量については、国内外の各種ガイドライン等、最新の情報を参考にして投与すること。
9. 特定背景を有する患者に関する注意
9.7 小児等
低出生体重児、新生児には投与しないこと。高ビリルビン血症を起こすことがある。
1) 電子添文
安全性
バクタ配合錠/バクタミニ配合錠/バクタ配合顆粒の相互作用は?
相互作用に関して、添付文書には以下の記載があります。
10. 相互作用
トリメトプリムは肝代謝酵素CYP2C8を阻害する。[16.7参照]
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
「10.1 併用禁忌」は設定されていません。
10.2 併用注意(併用に注意すること)
製剤・調剤
バクタ配合錠の無包装状態での安定性について教えてください。
なお、包装状態での貯法は「室温保存」であり2) 、無包装状態での製剤の安定性は、保存状況により変化する可能性がありますので注意してください。
電子添文(2023年7月改訂)では、以下の注意を行っています2) 。
20. 取扱い上の注意
遮光して保存すること。露光により着色する。
1) インタビューフォーム
https://med.shionogi.co.jp/products/medicine/baktar/interview-form_pdf.html
2) 電子添文
バクタ配合錠/バクタミニ配合錠を粉砕して投与できますか?
粉砕投与は承認外用法となり、推奨していません。
バクタ配合錠の粉砕後の安定性については恐れ入りますが医薬情報センターにお問い合わせください。
なお、バクタミニ配合錠については粉砕時の安定性について社内で検討したデータはありません。
塩野義製薬株式会社 医薬情報センター
電話 0120-956-734、FAX 06-6202-1541
お問い合わせフォームはこちら
https://fofa.jp/song/a.p/104/
特定の背景を有する患者
腎機能障害時などで成人の半量処方にバクタミニ配合錠を使用することはできますか?
バクタ配合錠とバクタミニ配合錠の適応菌種及び適応症は同じであるため、使用可能です。
投与の際は、電子添文(2023年7月改訂)に記載の「Ccrを指標とした用量調節の目安表」を参照のうえ、慎重に投与してください1) 。
7. 用法・用量に関連する注意
〈効能共通〉
腎障害のある患者には、下表を目安に投与量を調節し、慎重に投与すること。